SSブログ

原爆記念日に思うこと [その他]

今日は長崎県民なら誰でも知ってる原爆記念日。つい3日前は広島の原爆記念日、そして15日には終戦記念日を迎えます。

高校を卒業してからは11時2分に黙祷をささげることもしなくなりましたが小さい頃からの教育のせいかこの日はなんだかいつもと違う思いを抱くというか平和とか大切な人たちのことを考えたりします。

2007年のブログでは原爆記念日に際して核の恐ろしさとともに原子力発電についても触れました。

http://sapporo-life.blog.so-net.ne.jp/2007-08-09

そして今年の3月。原発の事故が発生。

事故から何ヶ月もたった今でもやれ牛肉から基準値を超える放射能が出ただのなんだの。。。

私たちは被曝の恐怖にさらされています。

私の大切な家族を被曝から守っていきたい。私だって被曝したくない。

誰しもがそう思いますよね。

だったらやはり原発はあってはいけないのだと思います。

エネルギーの供給が、、、とか経済が、、、とかおっしゃる方もいるようですがたった1箇所の原発が事故にあっただけで日本の半分が被曝しそうになってるというのに。そして放射能の汚染は何十年、もしかしたら何百年も続き、私たちの子ども、孫、ひ孫に辛い思いをさせるかもしれないというのに。

さすがに全部いっぺんに止めろとは言いませんが順次停止し、核燃料については確実に封印する。専門家じゃないからどうやったらいいのかはわかんないけど。(鉛漬けにして固めちゃうとか?)

そしてその間に新しいエネルギー供給の仕組みを作り、電力の備蓄もできるようにしたらいいんじゃないかな。発電の方法って火力、水力、太陽、風、波、地熱とかいろいろあるんだから日本人の知恵と技術をもってすれば原発なんてどうでもよくなるくらいのものを産み出せると思う。

開発したら世界にも広げていったらいい。お金も儲かるし原発もなくなって一石二鳥だ。

原発がなくなれば原発事故だって起きない。あたりまえだけど。これで未来の恐怖は解決。

 

でも現在の恐怖はどうすればいいんだろう。

こんなことを言ったら怒られるかもしれないけど日本の半分を捨てるしかないのでは。ちょっと乱暴な言い方だけど。

福島原発がさっさと鉛の海に沈めてしまえるのならばいいけれどそうはなってないし、放射性物質は撒き散らかされたまま。流通だってストップしてないんだから被曝していない地域にも少しずつ汚染は広がっていくだろう。

放射能は目に見えない。そしてなかなか消えていかない。だから怖いのだ。

知らないうちに広がって、気づいたときにも日本中広がってみんな被曝しちゃう。

「ただちに健康に影響を及ぼすものではありません」っていうけど後々影響してくるからアブナイんでしょ。

「牛肉を毎日xキロ食べても大丈夫」とか言われても、、、。牛肉しか食べない人なんていない。あらゆる食品の放射能レベルがあがり、街中の放射能レベルが上がったら牛肉を全く食べない人だって徐々に被曝していくんじゃないのかな。

本当に日本を被曝から守るのなら首都も移転して関東~東北は封鎖。くらいやるべきなんじゃないのかな。福島原発がボカンといった時点で日本は国家として非常事態に入っているんだから。

そりゃあそこに住んでる人たちにはその人達の生活があるんだし、簡単に言える話じゃないことはわかっているけれど20年くらいたって被曝の影響が出始めてからでは遅いでしょう。

もうどうにもこうにもならなくなってから国の責任とか言ったってもうその頃の人たちはいないし、保証したりなんだりの莫大な費用は結局税金。管ちゃんがお金を出してくれるわけじゃない。国民がお金を出しあうってだけだ。

どうせ出しあうお金なら「大丈夫です。大丈夫です。」って言いながら基準値超えて農畜産物が出荷できなくなった生産者に保証を与えるんじゃなくて、被曝してないところに新しい農地を用意して新たに生産活動をしてもらったほうがいいんじゃないのかな。それだって莫大な税金が必要だろうけど危険な土地にいつまでも住まわせて危険な農畜産物を全国にばらまいていつ終わるか分からない生活保障をするよりはいいと思うんだけど。生産者にしても出荷できるかできないかわかんないものを作るより思いっきり丹精込めて作業できたほうがいいんじゃないかな。

その土地にずっと住んで頑張ってきたひとにサクッと言える話じゃないけど(もし自分がその立場だったらイヤだしね)それが本当に本当に必要なことで結果的には自分や家族の未来を守るためになるなら受け入れられると思う。

そしてそれができるのは国しかないのだ。

政府がやるべきことはその場しのぎの付け焼刃政策じゃない。未来を見据えたうえで本当に今やるべきことがなんなのかを考えることだ。それが日本の国土の半分を失うことだったとしても。それが原爆の被爆国という立場にありながら安全だ安全だと言って原発を作ってしまったツケなのだ。ツケは早く払ってしまわなくちゃ。子どもや孫にツケを払わせてはいけない。

 

しかしながらそんな大鉈ふるう政策がいつ出るかはわかんないので少しでも被曝しないように気をつけるしかないんだろーなー。大事な家族をどうやったら被曝から守れるかな。。。

 


nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 2

うつぼ

長崎、広島に原爆が落とされた日、姪や甥は全然知らないので
先日私が知っている範囲で教えました。
こういうことを気にするのって今中年の人たちくらいまでなのかな
なんて思うと日本の歴史として伝えていかなければいけないと
改めて思いますね。
原発については、先日北海道知事が再開を決定していましたが
彼女は経済産業省出身、ある意味いいように動かされているのでは
なんて穿った見方をしてしまいました。
あれだけ騒いでいたのに報道されなくなるとみんな喉元過ぎた
ようになってしまうのですが、状況は全く改善されていないと
思っています。
私自身は子供もいないので自分のことはもうどうでもいいやって
感じですが、これから大人になる姪や甥のことを考えると
国が大鉈ふるってもいいと思うんですよね。
satokotさんがおっしゃるように、今の判断がもっともっと先に
なって大問題になっても責任取る人なんて死んじゃってるで
しょうし、結局税金でなんとか、と問題先送りが大きなつけに
なって返ってくるだけだと思います。。。
政治家ってどこに目がくっついてんだよ、と保身ばかりで
大局的な見地でものごとが見られない人たちにイラつきますが
投票した国民の責任もあったりと、、悶々です。
by うつぼ (2011-09-06 20:16) 

satokot

>うつぼさん、こんにちは。
たくさんのコメント本当にありがとうございます。原爆についての教育って全国共通だとばかり思っていたので大人になってから実はそうでもないことに気づいてびっくりしました。戦争も原爆も悲しくて辛い歴史であること、未来永劫起こしてはならないことを子供たちにしっかり教えなくてはいけないですよね。教えてもらわないと分からないんですから。
原発の報道はあれだけ過熱していたのがウソのように静かですよね。全然解決してないのに。。。全部電力会社のせいにしようとする政府も腹が立つし、こんなひどい状況になってさえもウソついたり詐欺まがいのことして安全安全言ってる電力会社にも腹がたつし、お前らは自分の子どもや孫のことさえも考えてないのか!と言いたくなります。
政治と原発のニュースは腹が立つこととあきれることばっかりなので聞きたくないんですが知らんぷりするのは無責任ってもんですよね。。。この国の責任は自分にもあることを心に留めておかないといけないですね。
by satokot (2011-09-07 06:43) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。