とうきび [ことばのこと]
北海道は今「とうきび」の季節です。
知らない人はいないと思いますが、「とうきび」とは「さとうきび」のことではなく「とうもろこし」のことです。
「とうきび」っていうのは北海道独特の呼び方だと思うんですが他の地域でも使うところあるんでしょうか?
とりあえず九州出身の私は今まで「とうもろこし」だったので最初「とうきび」っていうのがなんか照れくさかったです
2~3日大阪にいただけでなんちゃって関西弁になる人みたいな感じがして・・・。
そんな私も札幌に来てはや1年。
ダンナもお義母さんも「とうきび」。お店の商品名も「とうきび」。
ちなみにゆでてある場合は「ゆできび」。
この頃は自然に「とうきび」と言えるようになった気がします♪
8月後半になってからお店にはじゃんじゃんとうきびが出始めているのですが、ダンナの実家の家庭菜園でもとうきびを収穫しました。
形はいまいちだけど味はGood
よく見ると黄色オンリーのものと黄色と白が混ざっているものがあるのがわかると思います。
いちおう食べ比べのため2品種植えたんですが、私もダンナも黄色オンリーのほうが好みの味でした。
黄色と白が混ざっているのもおいしいんですが、黄色オンリーのほうが甘くてジューシーって感じします。
(ちなみに品種名は「ゆめのコーン」)
実はあともう1種「ピュアホワイト」っていうのを植えてました。
食品業界の人とかはすぐ分かると思うんですが、最近流行りのとうきびで粒が全部白いんです。
しかも、生でも食べられるらしい。
春に雪印種苗に行ったら苗が売ってたんで買って植えてみたんですよね。
で、どんなもんかと楽しみにしていたんですが、
カラスにやられてしまったのです
ひどい。。。楽しみにしてたのに。。。
気づいたときには畑に無残な姿になったピュアホワイトが転がっていました。
キー。来年作るときは完璧なカラス対策するぞー!
いちおうかろうじて1本だけ収穫できたんですが、黄色い粒が混じってて”ピュア”なホワイトじゃなかったです。たぶん黄色いとうきびの花粉と受粉しちゃったんじゃないかなー。
ピュアホワイトは作るのが難しいってどっかに書いてあったけど、そういう意味だったのかな。
それはさておき、おいしいとうきびの季節もあとちょっとなのでめいいっぱい食べなくては。
とうきびは採ってすぐゆでるのが一番おいしいので家庭菜園で採れたのはサイコーなんですが、お店で売っているものでもすぐにゆでれば十分おいしいです。
食べ飽きたら粒をバラして冷凍すればちょくちょくバター炒めとかスープとかで楽しめてかなり使い勝手もいい食材です。
おまけ。
ちょっと違うとうきびが混ざっています。なんでしょうか?
ピュアホワイトではありません
正解は、、、「とうきびモナカ」でした(笑)
けっこううまくできてますよね。
ほんのりとうきびの味がしてけっこうおいしいです。
ちなみに九州のほうでは「焼き芋アイス(焼き芋モナカだったかな?)」ってのがあります。
そういえば関東とか北海道では見かけないなー。地域限定だったのかな。
サツマイモの形をした赤紫色のモナカの中に焼き芋味のアイスが入ってるんですよ。
小さいころはあの”焼き芋風”の味があまり好きではなく、さらにモナカが嫌いだったので自分で買うことはなかったですけどね。
今はモナカも好きなので今度帰ったら食べてみようかなぁ。
じょっぴん!? [ことばのこと]
出かける前の会話。(ダンナは札幌出身です)
ダンナのお母さん『じょっぴんかけたかい?』
ダンナ『かけたよ。』
北海道の人は特に不自然に感じることはない会話だと思いますが、初めて聞いた私は「なんだそりゃ??」な『じょっぴん』です。
語源とかはまったく不明ですが、『じょっぴんかける』=『鍵をかける』という意味だそうです。なので、『じょっぴん』=『鍵』ってことになりますが、どこかで『じょっぴんかる』って書いてあるのを見たことがあるので、もしかしたら『じょっぴん』≒『鍵』くらいかもしれません。
私の出身は長崎なのでこっちはこっちでいろいろ面白い方言がありますが、『鍵をかける(もしくはしめる)』しかなかったような。
ま、うちはイナカなんで、かけるような鍵はほとんどついてませんでしたが(^_^;)